Node.jsのバージョン管理 n

Node.jsのバージョン管理 n

2020-07-23


JavaScript環境Node.jsのバージョンアップ

Node.jsと他の開発環境の依存関係を整理するため、Linuxの再インストールを行っていました。そうしたところ、Node.jsのバージョンが2020年の春先から上がっていることに気づきました。

2020May16 2020July23
node 12.18.2 14.6.0
npm 6.14.5 6.14.5
git version 2.20.1 2.20.1
hexo-cli 3.1.0 3.1.0
os Linux 4.19.0-9-amd64 linux x64 Linux 4.19.0-9-amd64 linux x64
node: 12.16.3 14.5.0
v8 7.8.279.23-node.35 8.3.110.9-node.23
uv: 1.34.2 1.38.0
zlib 1.2.11 1.2.11
brotli 1.0.7 1.0.7
ares 1.16.0 1.16.0
modules 72 83
nghttp2 1.40.0 1.41.0
napi 5 6
llhttp: 2.0.4 2.0.4
http_parser: 2.9.3 2.9.3
openssl: 1.1.1g 1.1.1g
cldr: 36.0 37.0
icu: 65.1 67.1
tz: 2019c 2020a
unicode: 12.1 13.0

そこでNode.jsの作成済プログラムを各バージョンで動作検証するため、複数のNode.jsをバージョンを切り替えて管理する方法がないか調べてみました。

バージョン管理nでNode.jsを管理する

調べてみたところ、複数バージョンのNode.jsを管理する方法はいろいろあるようなのですが、npm installコマンドだけでインストールできるパッケージ管理ツールnを使用してみました。

参考サイト:システムのNode.jsをバージョン管理する

このサイトを参考に、最新版と安定版のNode.jsの切替を行ってみました。

インストールに必要なコマンド

npm

インストール手順

インストールは、下記の手順による行います。

  1. npmコマンドでnをインストールする
1
2
# Linux Debian 10, as root
npm install n -g

使用方法

バージョン管理ツールnを使ったNode.jsの管理には、コマンドnを用います。

バージョン確認

ダウンロード可能パッケージのバージョン確認方法

コマンドn ls-remoteを用いて行います。

ダウンロード済パッケージのバージョン確認方法

コマンドn lsを用いて確認します。

インストール方法

最新版パッケージのインストール方法

コマンドn latestを用いて行います。

安定版パッケージのインストール方法

コマンドn ltsを用いて行います。

バージョン切替

インストール済のパッケージ切替方法

コマンドnを実行して、ダウンロード済みバージョンを矢印キーで切り替えて、変更します。

1
2
3
4
ο node/12.18.3
node/14.6.0

Use up/down arrow keys to select a version, return key to install, d to delete, q to quit

まとめ

Node.jsのバージョン管理にnを用いると、簡単にバージョン切替ができることが分かりました。

またnpmコマンドでインストールできるn以外にも、nvmやnodebrew、nodeenvなどいろいろな方法があることが、後から調べて分かりましたので、必要に応じてトライしようと思いました。