プログラミングエディタ Atom

プログラミングエディタ Atom

2020-05-16


プログラミングエディタ - Atom

Atomは、Windows, Mac, Linuxのプラットフォーム上で使用できるプログラミングエディタで、GitHubにより開発されました。

Atom公式ページ(英語)

日本語パッケージをクリック一つでインストールできるなど、便利なパッケージがたくさんあり、用途に応じて様々なカスタマイズが可能です。インストール手順について、公式ページのリンクをご紹介します。

Atom公式ページ(英語)

コマンドラインからインストールしました。

エディタ - Atom Editor, Visual Studio Code, Typora

Atom Editor

aptインストール : wget, apt-key, sh, apt-get update, apt-get install

インストールに必要なコマンド

wget、apt-key、sh、apt-get update、apt-get install

インストール手順

インストール手順はsu権限で、次のように実行します。

  1. wgetのインストール
  2. 認証キーの取得
  3. 認証キーをリポジトリに追加
  4. リポジトリを更新
  5. Atomのインストール

インストール方法

1. wgetコマンドのインストール

wgetコマンドをDebian10で使用するためには、次のコマンドでインストールします。

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# Using Debian, as root
sudo apt-get install wget

2. Atomの認証キーをリモートから取得

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# Using Debian, as root
wget -qO - https://packagecloud.io/AtomEditor/atom/gpgkey | sudo apt-key add -

3. 認証キーをOSのリポジトリに追加

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# Using Debian, as root
sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] https://packagecloud.io/AtomEditor/atom/any/ any main" > /etc/apt/sources.list.d/atom.list'

3. OSのリポジトリを更新

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# Using Debian, as root
sudo apt-get update

4. Atomをインストール

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# Using Debian, as root
sudo apt-get install atom

Chromeやnpmをインストールすると、Atomが起動しなくなる

Atomのインストール後、その他のソフト・ツールをインストールしたところ、Atom自体が起動しなくなりました。対応方法を調べたところ、次のページを見つけました。

https://github.com/electron/electron/issues/17972

vladimiryさんのコメント(commented on 28 Apr 2019)によれば、「atomのchrome-sandboxのパーミッションを変更すると不具合が改善する」とありました。

具体的には、「Chrome環境下でAtomを実行するためには、chrome-sandboxの所有権限を”root/4755”に変更する必要がある」と書かれています。

そこで下記手順を試したところ、Atomが無事起動するようになりました。

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# Using Debian, as root
cd /user/share/atom
chown root chrome-sandbox
chmod 4755 chrome-sandbox

一連のQAを読んでみたところ、Chromeインストール後にAtomが立ち上がらなくなる原因は、「Atomのデフォルト設定はセキュリティ-プライバシーにChronium-sandboxを使っているが、Chromeのインストール時、Chronium-sandboxからChrome-sandboxに切り替わらないために脆弱性対策からAtomが起動しない」とありました。

Chrome, npmインストール後に、このような現象が起きるらしいとも記載がありました。

まとめ

プログラミングエディタAtomは、Windows, Mac, Linuxのいずれのプラットフォームでも使用できるとても便利なエディタです。

特にペイン分割という操作がとても便利です。画面を複数枚のペインに上下左右に分割でき、異なるソースを並べて同時編集することができます。